PCオーディオ環境の構築
iTunes や Windows Media Player を使うとよくわかりますが、その時の気分に合わせて、ハードディスクに保存した大量の曲の中から、特定のジャンルやアーティストの曲をシャッフルして聴くことができるなど、PCオーディオには、オーディオコンポだけでは実現できない利便性があります。しかし、PCの音は高音質ではないため、不満を持っている人も多いでしょう。ここでは、PCで高音質再生を実現するために、PCオーディオ環境の構築について説明します。
オーディオカードまたはオーディオプロセッサの導入
PCには、音を再生するためのサウンドコントローラが内蔵されていますが、標準で搭載されているものは音楽の高音質再生を目的としたものではありません。PCで音楽を高音質再生するためには、標準のサウンドコントローラに代わり、オーディオカードまたはオーディオプロセッサを導入する必要があります。
ノートPCや多くのメーカー製デスクトップPCでは、PCIカードというものを追加できないため、USBで接続できるオーディオプロセッサを選ぶ必要があります。PCIカードを追加できる場合は、オーディオカードを選んだ方がよいでしょう。
また、オーディオカードに近い製品で SoundBlaster などのサウンドカードというものがありますが、こちらは音楽の高音質再生ではなく、3Dゲームのサウンド処理に特化したカードになります。特に最近では、ハードウェアの進歩により一般ユーザーがサウンドカードを必要とするケースは皆無といえるため、ゲームもやりたいけど音楽も高音質で聴きたいという場合は、迷わずオーディオカードを選んだほうがよいでしょう。
オーディオカード及びオーディオプロセッサは、様々なメーカーから販売されていますが、ここでは、早くからPCオーディオに注力し、製品の完成度も高い、ONKYOの製品を紹介します。同様にこれ以降の関連製品もONKYOの製品を中心に紹介していきます。
特に、コンデンサーなどの細部に渡りスペシャルパーツが投入されたONKYOのオーディオカード「SE-300PCIE」は、ぜひとも導入したい一品です。
アクティブスピーカーか、パッシブスピーカーか
スピーカーについても、PCの付属品は、高音質再生とは程遠いレベルのものであるため、より上位のものに置き換える必要があります。アンプを内蔵したアクティブスピーカーか、アンプを内蔵せず、オーディオアンプと接続して使うパッシブスピーカーのどちらかを選ぶことになりますが、予算と設置場所が確保できるのであれば、パッシブスピーカーを、そうでない場合は、アクティブスピーカーを選ぶとよいでしょう。
アクティブスピーカー
GX-70HDという実売価格15,000円未満の製品も紹介しますが、最低でもGX-100HD、できればGX-500HDを選んでください。(中途半端にお金をかけると非常に残念な結果になります。)オーディオカードやオーディオプロセッサーの導入を見送ってでも、スピーカーのランクはGX-100HD以上にした方がよいでしょう。
アンプ、パッシブスピーカー
A-973とD-112EXLTDの組み合わせを推奨します。PCだけでなくゲーム機なども接続する場合は、HDMIのPS3やXbox360だけでなく、D端子のWiiもHDMI経由で映像出力できるDENONのAVアンプ「AVR-1911」が便利です。
音質向上のためのアクセサリ
その他、音質向上のためのアクセサリとして、RCAケーブルとインシュレータの使用をオススメします。特にインシュレータは、使用の有無でかなり音が変わるため、安いもので構わないので、ぜひ使ってください。もう予算がないという場合には、10円玉を各スピーカーの底面前方の左右に1枚づつ、底面後方に1枚、セットするだけでもいいです。これなら、計60円で済みます。他の硬貨では10円玉ほどの効果がありませんので、ぜひ10円玉を使ってください。
他にも、スピーカーケーブルや電源タップ、壁コンセントの変更で音は変わりますが、今回紹介するクラスの製品ではコストパフォーマンスが低すぎるためオススメしません。そこに回す予算があるなら、スピーカーやアンプに使った方がよいでしょう。しかし、電源タップや壁コンセントの変更で音が変わると聞けば、興味が湧くもの。参考までに紹介します。